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Misandry Blog

ミサンドリー(男性嫌悪)なブログです。

わたしは藤沢数希が6歳児であることを証明しようと思う。

生死の境をさまよいたい方はぜひお読みください

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正直に告白しますと、BOOK-OFFで『ぼくは愛を証明しようと思う。』を購入して、9カ月間放置していました。最後まで読んで批判しなければと決心がついたのは、強姦事件を起こした千葉大医学部生が藤沢数希を私淑していたらしいと知ったから。

報じたのは『週刊文春』。公式サイトには、12月22日号の見出しとして「千葉大集団強姦主犯が私淑した"外資系ナンパ師"」とありました。めんどくさかったので買ってません。買わなくても尊師…もとい藤沢数希が自身のブログ『金融日記』で詳しく解説しています。

blog.livedoor.jp

なんでも、容疑者が今年の夏頃、「恋愛工学に手を出すべきか出さざるべきか」とツイートしていたとか。

ここまで、みなさんが恋愛工学や藤沢数希をご存じの前提で進めてきましたが、なんのことかわからない方のために今一度ご説明します。

まず、タイトルにある藤沢数希とは何者なのか。藤沢は恋愛工学というレイプマニュアルの発明者であり、支持者の精神的支柱である教祖様です。藤沢は否定していますが、恋愛工学はレイプを推奨しています。

わたしは恋愛工学をカルト宗教だと思っているので、藤沢を個人的に尊師と呼んでいます。よかったらみなさんも尊師と呼んであげてくださいね。

ところで、江戸川コナンは見た目が小学1年生ですが、尊師は頭脳が6歳児です。これから、タイトルにあるように尊師が6歳児であることを証明していきたいと思います。

尊師の処女小説『ぼくは愛を証明しようと思う。』(以下『ぼくは~』)の著者略歴には、「物理学Ph.D. 海外の研究機関で計算実験の研究、外資投資銀行でトレーディング業務などに従事した後、作家、投資家として独立」と書かれています。これ、真っ赤な嘘なんじゃないかなあ。だって、「私淑」って言葉を知らないんですよ。

以下は『金融日記』から。

 最初の閃光の中に「私淑」という文字が現れたとき、誰もその意味がわからず、我々のコミュニティは大変な混乱に見舞われました。

自分が私淑の意味を知らないからってみんなもそうだと思うのはどうかな。それとも、恋愛工学コミュニティはクローンの集団なんですかね。

私淑がわからない尊師の中では、表現の自由は法律扱いです。

blog.livedoor.jp

 まず、そもそも表現の自由がある。殺人犯がミステリー小説を読んでいたからといって、ミステリー小説が殺人を誘発した、ということにはならない。聖書にも強姦や殺人の話は出てくるが、聖書が危ない本ということにはならない。それは、法律的な大前提である。

 しかし、僕は、法律さえ守っていれば、あるいは法律に守られていれば、何を書いてもいいとは思っていない。

表現の自由憲法第21条で保障された基本的人権です。法律は国民を縛るもの、憲法は国家を縛るもの。中学校で習いますよね。

さらに、『ぼくは~』では、「明治維新により、人々は身分から解放された。」(p.303)とあります。華族は? 皇族は? 華族という身分は廃止されましたが、絶対的貴族の皇族はいまだに存在しています。

6歳児っょぃ。無敵。ただ、曲がりなりにも本を出していますので、「作家」という肩書はギリ事実ですね。

恋愛工学を広めるために尊師が書いた『ぼくは~』は、小説という体をなしておらず、箇条書きにしたほうがページ数も節約できて地球に優しかったことでしょう。また、あまりに駄文であるため、わたしの脳が壊死しました。生死の境をさまよいたい方はぜひお読みください。

パクr…オマージュ

『ぼくは~』は26歳の弁理士渡辺正樹が主人公の物語。永沢圭一というファンドマネージャーから恋愛工学を手取り足取り教わります。

『ぼくは~』のAmazonレビューを読んで初めて知ったのですが、登場人物名は村上春樹の小説『ノルウェイの森』のパクr…オマージュだそうです。Wikipediaで確認しましたが、「ワタナベ」「永沢さん」「直子」「石田玲子」が一致します。

ノルウェイの森 - Wikipedia

『ぼくは~』の主人公・渡辺は、同じく『ノルウェイ~』の主人公「ワタナベ」から。渡辺から「永沢さん」と呼ばれているファンドマネージャーの永沢は、同じく『ノルウェイ~』で主人公を誘ってガールハントをする「永沢さん」から。書いてて混乱してきた。

『ぼくは~』で主人公と偶然再会する女性・直子は、同じく『ノルウェイ~』で主人公と偶然再会する女性「直子」から。主人公の取引先である大空電機に所属する男性は「石田」。同じく大空電機に所属する女性は「長谷川玲子」。この2人の名前は『ノルウェイ~』の「石田玲子」から来ていますね。

尊師は『ぼくは~』を「200%の恋愛小説」と称していますが、これも『ノルウェイ~』のパクr…オマージュ。

尊師は自著を宣伝する際、たびたび「200%の恋愛小説」とツイートしています。パクr…オマージュをよほど気に入っているんですね。

『ぼくは~』は実際に200%の恋愛小説なのでしょうか。答えは否。登場人物はそもそも恋愛をしていません。主人公は胸が自分の体に当たっただけで女性を好きになり、セックスをしただけでこの人しかいない、結婚したいと思い込みます。

物語の中で、主人公は徹頭徹尾、自分のことしか考えていません。たとえば、恋人・麻衣子のiPhoneにかけられたロックを勝手に解除して浮気の証拠を押さえますが、同じ部屋で寝ている麻衣子を起こすことはしません。

代わりに、自分の指紋を登録して横になります。翌朝、思い切って浮気を問いただしますが、麻衣子は怒ってマンションを出ていきます。

主人公が麻衣子を好きになったきっかけは、「わたなべさんみたいなやさしい人をふるなんて、その彼女は男を見る目がなかったね」(p.16)と言われたから。

麻衣子が出ていったあとも、「やっぱり本当に愛しているのはわたなべ君だけ。あんな外見だけの軽い男なんてどうでもいいの。本当に反省したから許してください」(p.23)と謝ってもらうのを辛抱強く待ちます。

麻衣子を愛している理由は以下の通り。

p.24

 浮気をしたのは麻衣子で、それは世間の常識でいえば、彼女に非があるのかもしれないけど、こんな僕にたまにセックスさせてくれただけで、ありがたいことだと思わなければいけなかったんだ。だって、いくら浮気をされたといっても、こうしてひとりぼっちでいるよりはずっとましなのだから。

恋人が「麻衣子」である必要はなく、そこそこの顔と体を持っていて、なおかつ股を開いてくれるなら誰でもいい。それが主人公の「恋愛」です。主人公や永沢がいくらか個性的であるのに対し、作中の女性キャラは名前以外に差がありません。

女性を愛していないのに、女性とセックスだけはしたい主人公。終始、責任転嫁を図り、自己を正当化し続けます。

モテないのは女のせい。尽くしたのにひどい目にあったのもやっぱり女のせい。人生が狂ったのは恋愛工学のせい。まるで言い訳の宝石箱。物語が終わる頃には28歳になっているのに、やることといえば相も変わらず責任転嫁と自己正当化。無間地獄ってこんな感じなんでしょうね。

頭がいい=イルカは魚じゃない

っていうか、ほんとにこの小説、ツッコみ出したらキリがないんですよね。キリがなさすぎてかったるい。ということで、特にツボったところだけご紹介します。

腹筋が崩壊して塵となって消えたのはこちら。

p.302

 射精したあとに訪れる静寂のときの中で、僕は六本木で一番の賢者になった気がした。そして、高校生の時の国語の時間に読んだ、福沢諭吉の『学問のすすめ』の一節を思い出す。

賢者タイムの最中に『學問ノスヽメ』を思い出すこの圧倒的ギャグセンス。ちゃんと本文とは違うフォントで一節を引用してるんですよ。パネェ。

あとはなんだろ。クラブで女性に話しかける際に必ず「楽しいね!」って言うところもツボった。さすが6歳児。

そうそう。主人公が会社の後輩と、ナンパした女性2人の計4人で山手線ゲームをする場面があるんですが、それもやばい。お題が魚の名前なので、各々「いわし」「たーい」「ひらめ」と言っていくんですが、奈菜という女性が「イルカ」と答えた瞬間、主人公と後輩が勝ち誇るんですよ。以下はそのやりとり。

p.233

「はい、奈菜ちゃん、ビール一気飲み!」

(略)

「え~、なんで?」

「だって、イルカは哺乳類で、魚じゃないから」
 勇太が雄弁に解説する。彼は頭のいい男だ。
 東京出身の彼女が、イルカを魚だと思うのも無理はない。

頭 が い い = イ ル カ は 魚 じ ゃ な い

てか、イルカを魚だと思う東京出身の人間ってどんだけ馬鹿なの? わたしは東京生まれの東京育ちですが、こんな奴に会ったことは一度もねえ。しかも、隙あらば女性に酒を飲ませるところがスーパーフリーのよう。

このように、6歳児なりの知性で成人女性と渡り合う主人公ですが、ことあるごとに女性を動物や子供にたとえます。

「子猫」(p.74)、「グッピー・メダカ・ウズラ・キジ」(p.168・p.240)、「5歳の子供」(p.190)、「ひな鳥」(p.246)、「飼い犬」(p.328)。

6歳児のくせに。

また、主人公はナンパの声かけやトーク術、永沢自身を兵器や戦闘行為にたとえています。

「ホーミングミサイル」(p.119)、「機関銃」(p.119)、「戦闘機」(p.140・P.141)、「ドッグファイト」(p.140・p.141)、「出撃」(p.242)、「ハイテク兵器」(p.244-245)、「兵器庫」(p.264・p.311)、「絨毯爆撃」(p.275・p.305)、「兵器」(p.296)、「武器」(p.311)、「ミサイル」(p.320)。

これ、興味深いですよね。尊師にとってコミュニケーションは戦争なんですよ。ちなみに、女性のリアクションは「かすり傷」(p.119)と表現しています。ナンパは攻撃でしかないと、尊師も潜在意識で理解しているのではないでしょうか。

書きたいことはまだまだ山ほどあるんですが、疲れたのでこの辺にします。続きは来年。みなさま、よいお年を。

 

 

 

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