Misandry Blog

ミサンドリー(男性嫌悪)なブログです。

ミソジニーな社会を生き抜くために観るべき作品5選(下)

完全にわかってやってますよね

タイトルに(下)と付いているように、これは「観るべき」シリーズの掉尾を飾る記事です。(上)がアップされたのが一年前の2015年10月1日。時間かかりすぎ。

くしくも、(上)で真っ先に紹介したのがミュージカル映画プロデューサーズ』。

misandry.hatenablog.com

この作品にはナチス親衛隊や突撃隊の制服が出てきます。ヒトラーナチスを称賛する『Springtime for Hitler/ Heil Myself』という劇中歌も歌われます。

アメリカのユダヤ系人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センター(以下SWC)は『プロデューサーズ』を批判していません。ヒトラーナチスが映画の中でこれでもかとコケにされているからです。

制作・脚本・作詞・作曲を手がけたメル・ブルックスはユダヤ系アメリカ人。第二次世界大戦では工兵として地雷の信管を抜いていたそうです。

Mel Brooks - Wikipedia

後年、メル・ブルックスヒトラーに扮してラップを披露しています。

この動画にはこんなコメントが寄せられています。

And what Brooks actually said was that he wanted to reduce Hitler to such a laughingstock that no-one would ever be able to take him seriously again.

ブルックスヒトラーを物笑いの種にすることで、二度と誰も彼の主張を真に受けないようにしたいと言っていた)

ヒトラーナチスをわざわざ表現の世界に引っ張り出すなら、これくらいの覚悟が必要なんです。

何も考えずに引っ張り出してSWCから批判されたのが欅坂46

www.huffingtonpost.jp

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左の画像はDaily Mail(電子版)の記事から、右の画像はWikipediaから。

制服 (ナチス親衛隊) - Wikipedia

欅坂46のメンバーが着用している帽子・マント・ワンピースは、10月22日に行われたライブイベントで『サイレントマジョリティー』を歌う際、ハロウィン限定衣装としてお披露目されたそうです。

ハロウィンだからSS(親衛隊)に扮しましたって完全にわかってやってますよね。帽子がまんまですもんね。

うな子の時も駅乃みちかの時も、批判している人間に対して「(うな子や駅乃みちかに)嫉妬してるんだろ」と的外れなことを言う擁護派がいました。さすがにSWCに向かって「欅坂46に嫉妬してるんだろ」とは言えませんよね。SSの制服を着るアイドルに嫉妬するのはネオナチくらいのものでしょう。

SWCだって、ライブイベントでSSに扮したメンバーが強制収容所の囚人服を着たメンバーを虐殺して回れば、その主旨をきちんと理解してくれたことでしょう。

ところで、今回の騒動を報じるDaily Mailの記事では、日本のテレビ番組の動画が観られるようになっているんですが、冒頭、アナウンサーが「欅坂46は魔女のような黒の衣装」と言っています。

www.dailymail.co.uk

部下に責任を丸投げして尻尾を巻いて逃げた秋元康は言語道断ですが、日本のテレビ局も完全に終わっているんじゃないでしょうか。魔女の衣装て。魔女のかぶる帽子と言えば、つばの広いとんがり帽子ですよね。

たとえば、こんな感じ。

Wicked

Wicked

  • アーティスト: Stephen Schwartz,Stephen Oremus,Joel Grey,Kristin Chenoweth,Sean McCourt,Cristy Candler,Jan Neuberger,Idina Menzel,Michelle Federer,Christopher Fitzgerald,Carole Shelley,William Youmans,Norbert Leo Butz,Manuel Herrera
  • 出版社/メーカー: Decca Broadway
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ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』は「観るべき」シリーズ(中)でご紹介しています。肝心のオチは書いていませんが、細々としたネタバレがあります。

misandry.hatenablog.com

帽子やマントはハロウィン限定ですが、MVではセンターがナチス式敬礼をしています。

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鷲の徽章も右手を挙げる敬礼も起源は古代ローマです。

古代ローマと言えば、HBOとBBCが共同制作した歴史大作ドラマ『ROME[ローマ]』。鷲の徽章も右手を挙げる敬礼もガンガン出てきます。 

『ROME』は女性陣がとてもパワフルです。中でも、初代ローマ皇帝アウグストゥスの母アティアがすごい。策略めぐらしまくり、暗殺しまくり、セックスしまくり。シーズン1が終わる頃には「アティア様に罵られたい」と思うようになっています。

でも、この作品はあくまで男性陣がメインなんですよね。ということで次。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。

これはすでにいろいろなフェミニストが批評しているので、わたしがわざわざ書くこともないんですが、一番の衝撃は日本が悪の集団としてハリウッド映画に出てきたことでしょうか。

この作品のラスボス、イモータン・ジョーは女性を「子供を産む機械」としか思っておらず、下っ端兵士のウォーボーイズは名誉のためにカミカゼアタックをします。そっかー、自分はイモータン・ジョーが支配する要塞にいるんだー、と今さらながら思い知りました。

しかも、ウォーボーイズは「Fukushima Kamakrazee(フクシマ・カマクレイジー)」と叫びます。「Kamakrazee」とは「Kamikaze+Crazy」のこと。

字幕は以下の通り。

Kamakrazee War Boys!
死を恐れるな

 

Fukushima Kamakrazee War Boys!
死んで よみがえれ

初めて映画を観た時は、こんなことを言っているとまったく気づきませんでした。気づいたのは「ウォーボーイズ+特攻」で検索したから。

ナチス・ドイツと同盟国だった大日本帝国の犬死に作戦は、国内では美化される一方ですが、世界ではKamakrazeeとして語り継がれていくようです。Fukushimaも放射能の象徴として、日本が消滅したあとも末永く語り継がれていくことでしょう。

絶対に買って損はさせません

実はここからがようやく本題です。5選のうち、(上)(中)で3本ご紹介していますので、おすすめしたい作品は残り2本。

1本目は漫画『深夜のダメ恋図鑑』。

「観るべき」とあるのに映像作品じゃありません。気にしない。

今年の9月初めにTwitterで話題になり、Amazonの売れ筋ランキングTOP10にランクインしていたこともありますので、すでにご存じの方も多いことでしょう。

2巻の作品紹介がとてもわかりやすいのでそのまま引用します。

この物語「深夜のダメ恋図鑑」とは、なぜかダメ男ばかりを引き寄せてしまう3人の女子たちが夜な夜な語る、身の毛もよだつ体験談である。浮気に不倫、勘違いにワガママ、上から目線にKY…。

この世にはびこるダメ男たちを、彼女たち3人は、どのように向き合い、受け入れ、あるいは切り捨ててきたのか…。壮絶ともいえる闘いの記録をとくとご覧あれ――。

いろいろ説明するより、作中で飛び交うセリフを実際に見ていただきたい。

「あの程度の英語レベルでK大とか言えるって超スゴイなあって思って見てたよ」

「そうですね、相手するなら若い子のほうが絶対いいですよね。だって、そのほうがバカがバレなくて済みますもんね」

「ゆるいんじゃなくてオマエのが小さいだけだろ」

「ソイツの土下座にどれほどの価値が…?」

ページをめくるたびにGJの嵐。なんとも言えない爽快感。絶対に買って損はさせません。

わたしとしては全然アリ

最後にご紹介するのは映画『ザ・ハリウッド セックスと野望』。 

ザ・ハリウッド セックスと野望 [DVD]

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ぶっちゃけ、「金返せ!」と言いたくなるくらいのつまらなさです。ですが、ノーラン・ジェラード・ファンクの出番が多かったり脱いでいたりする映画がこれくらいしかないので、わたしとしては全然アリ。

ノーランは「観るべき」シリーズ(上)でもご紹介した海外ドラマ『glee/グリー』にゲスト出演した俳優で、わたしが「やべー、かっこいいー」と思ったきっかけももちろん『glee』。

『Whistle』を踊りながら歌うノーラン(役名ハンター・クラリントン)がほんとにかっこいいんですよ。

ノーランかっこいい以外にも『サ・ハリウッド』をおすすめする理由は一応あります。主人公を演じるリンジー・ローハンが、恋人と見ず知らずのカップルで4Pをするんですが、男性同士でキスするよう促し、本番までやらせようとします。思わず「姐さん、GJ!」と叫びたくなりました。しかし、リンジーの恋人役のポルノ男優が一番演技うまいっていろいろとどうなの。

おすすめしたい作品は以上です。「○○するべき××10選」みたいなブロガーっぽい記事はまったく性に合っていないことがよくわかりました。

 

 

 

うな子と駅乃みちかについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

misandry.hatenablog.com

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