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Misandry Blog

ミサンドリー(男性嫌悪)なブログです。

人生最初で最後のベッキー大考察

ベッキーに感じるイラっの原因は「ぶりっ子」

イギリスの高級紙ガーディアンがベッキーバッシングは性差別であると報じました。

www.sanspo.com

スポニチアネックスの報道によると、ベッキーに対する苦情が10分間に1000件寄せられた局もあったそうです。

www.sponichi.co.jp

完全に常軌を逸しています。不倫といえば、育休を取ると宣言したことで一躍有名になった自民党の宮崎謙介議員が、妻の出産数日前に巨乳タレントを自宅に連れ込んでいたそうですね。

www.cyzo.com

ベッキーの不倫騒動と同じく、これも『週刊文春』によるスクープ。春画掲載の責を負って謹慎した新谷学編集長が復帰したとたんの文春砲連射祭り。ぜひ、百田尚樹先生の作家タブーにも斬り込んでいただきたいものです。殉愛とか殉愛とか殉愛とか。

話がそれました。過去、話題になった、既婚男性と独身女性タレントの不倫騒動を思い出そうとして、まったく思い出せなかったので検索してみました。山本モナ岡本綾がヒットしました。

ベッキー山本モナは父親が白人という点が同じです。しかし、山本モナはなんだかんだありながらも、個人事務所を設立し、タレント活動を継続しています。

山本モナ - Wikipedia

当時の記憶をたぐり寄せても、山本モナに対して清純さを求めている視聴者はあまりいなかったように思います。『筑紫哲也 NEWS23』を降板したのち、スイカのかぶりものを着用してテレビに復帰。不倫騒動や男性遍歴をあっけらかんと語った対談記事を読んだことがありますが、本人も清純派キャラを演じているつもりは微塵もないでしょう。

反対に、岡本綾NHK連続テレビ小説『オードリー』でヒロインを演じたことからもわかるように、清純さが売りでした。2006年7月、中村獅童が酒気帯び運転及び信号無視で逮捕された際、同乗していたことが発覚。2007年5月をもって芸能活動を無期限休止しました。

岡本綾 - Wikipedia

中村獅童 (2代目) - Wikipedia

独身女性は芸能活動休止に追い込まれ、既婚男性は逮捕から二カ月後に芸能活動再開。セクシズム(性差別)もここまで来るといっそ清々しい。胸糞悪いことこの上ありませんが。岡本綾は長編アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』での好演が印象的だっただけに、よけいに釈然としません。

癖の強い今敏(こん・さとし)監督作品の中でも『東京ゴッドファーザーズ』と『千年女優』は老若男女におすすめできます。

東京ゴッドファーザーズ [DVD]

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話がだいぶそれました。ベッキー岡本綾と同様、スキャンダルに汚染されていない処女性が売りでした。また、そつのない言動、明るくポジティブな性格も特徴でした。これらが好感度の高さにつながり、CM10本、レギュラー番組10本という結果を生んでいました。

しかし、岡本綾ベッキーと同じようにバッシングされていた記憶はありません。そもそも、海外の新聞に取り上げられるほど大騒ぎになった不倫騒動があったでしょうか。

ベッキーだけがなぜここまで批判されるのか。それを考察するために、わたしのベッキー観をお話します。わたしがまだ用もないのにテレビを観ていた頃、ベッキーを見かけるたびにイラっとしていました。

ベッキーはスタイルのいい美人ですし、頭の回転が速い上にとても明るい性格です。非の打ちどころがありません。しかし、テレビの中には非の打ちどころのない美人が山ほどいます。今も使われている言葉かどうかわかりませんが、わたしはベッキーを見かけるたびに「ぶりっ子」を感じていました。

そつのない言動も明るい性格もとにかく嘘臭いというか、完全な作り物にしか見えなかったんです。本音や素の表情が見えない。プロのタレントとして「ベッキー」というキャラを徹底して演じていたのでしょうが、そこまで努力する暇があるなら演技力や歌唱力を磨けばよかったのに、としか思えません。

ベッキーの最大の売りは好感度の高さ。つまり、好感度が下がれば何も残らない。実体のないものに投資をしていると、リーマンショックのような悲劇が起きるという法則はショービジネスの世界にも通じるようです。

ところで、ベッキーの瞳は緑色と琥珀色が混在しています。下の画像はご本人のInstagramから。

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大多数の日本人にとって、瞳の色は黒がデフォです。実際にはダークブラウンですが、それでも緑色と琥珀色が混在した瞳はとても薄く見えます。

話は飛びますが、海外ドラマ『ROME[ローマ]』では、オクタヴィアヌスの冷酷さを強調する時に、ここぞとばかりに照明を顔に当てていました。そうすると、髪の毛や眉毛、まつげが透き通り、瞳も限りなく無色のように見えました。

下の画像はヤマザキマリさんのブログから。

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(『ROME』に興味がある方はヤマザキマリさんのブログをぜひお読みください)

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カラフルな瞳がデフォの欧米人にとっても、色の薄い瞳と冷酷さはイコールなのだとわかります。いわんや日本人においてをや。

ベッキーの場合、外見の特徴がいい方向にまったく働いていなかったのではないでしょうか。非の打ちどころのない見た目と言動が嘘臭さを醸し出し、色の薄い瞳がそれに拍車をかけていた。ベッキーがぶっ飛んだキャラを演じていたらまた違っていたことでしょう。

しかし、わたしも含めて、人間はみな自分をよく見せようと日々汲々としている生き物です。ベッキーだけに達観を求めるのは酷というもの。

自分だけ好き勝手に生きるなんて許せない――

『ROME』はケーブルテレビ局のHBOが制作した歴史ドラマですが、禁酒法時代のアメリカを舞台にした『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』もかなり面白い作品です。

『ボードウォーク・エンパイア』には男性にすり寄って巧みに生きるマーガレットという女性が出てくるのですが、ある掲示板で「(マーガレットの生き方は)女だからこそ許せない」といったような書き込みがありました。

物のように扱われても女性は文句を言うことすらできない1920年代のアメリカで、マーガレットは常に逃げ道を探しています。主人公のナッキーと結婚した際には、病院経営に乗り気になったりもしますが、駆け落ちのためにすべてを放り出します。「許せない」と書き込んだ女性は、マーガレットのしたたかさが生理的に受けつけないようでした。

この書き込みを見た時、わたしはなぜだろうと不思議に思ったのですが、ベッキーバッシングと同じ原理だったのかもしれません。

男性から要求される清純さを頑張って演じているのに、すべてを放り出さないように歯を食い縛っているのに、自分だけ好き勝手に生きるなんて許せない――。

清純さを売りにしていた女性ほど叩かれる傾向にあるのは、裏切られたという思いが憎しみに変わりやすいからでしょう。ベッキーバッシングは抑圧された女性の悲鳴でもあるのです。

1000件のクレームを寄せた主婦層の女性は日頃、よき妻、よき母として家事、育児に精を出し、自分を殺しながら、ひたすら家族に尽くしています。夫のオカズになるよう、どれだけ忙しくても身ぎれいにしていなければなりませんが、不特定多数の男性から興味を示されるような魅力はご法度。名前を呼ばれる時は「○○ちゃん/くんのママ」。よき妻、よき母の世界では、主体性は害悪以外の何物でもありません。

ベッキーはいわば、同じ戦場で戦う同志。その同志が戦線を放棄して好き勝手に生きていたら、極度の無力感に襲われることでしょう。

というわけで、諸悪の根源は清純な女性でなければちんこが勃たないどころか、怖がって逃げてしまう多くの男性でした。

知ってたわー、一万年と二千年前からマジ知ってたわー。

 

 

 

こちらはベッキーバッシングに初めて触れた記事。狩野英考も処せばいいのに。

misandry.hatenablog.com