Misandry Blog

ミサンドリー(男性嫌悪)なブログです。

日本人男性は地獄からやって来た鬼かもしれない

できるだけ知っていようと思います

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この記事タイトルを見た日本人男性は、不快感を覚えるなり反論するなりしたくなることでしょう。最後まで読んでいただければわかりますが、「地獄からやって来た鬼」という表現は決して誇張ではありません。ご安心ください。

ここから先は性暴力の話が延々と続きます。苦手な方はブラウザを閉じてください。

先日、バンドハラスメントというロックバンドのニューシングルが発表されました。シングルのジャケットは、女子高生と水着姿の女性をおもちゃなどと一緒に真空パックした写真。安全に配慮して撮影したという説明がなかったため、人命軽視、女性のオブジェクト化の二点が批判されました。

しかし、このジャケットはきっかけに過ぎませんでした。わたしも初めて知ったんですが、女性を布団圧縮袋に入れて窒息・失禁させるAVは一定の需要があるようです。

真空パックもののAVの存在を知った太田啓子弁護士のツイートがこちら。

AV専門のデジタル配信サイトを見てみましたが、真空パックもの以外にも、女性の首を吊ったり体に刺した針に電気を流したり、あらゆる拷問を加えて悲鳴や流血を楽しむ作品がたくさんありました。

知る人ぞ知るといったサイトではありません。検索さえすればすぐに見つけられます。真空パックも拷問もシリーズになっていますので、やはり人気があるようです。

AV業界は出演強要が問題になったばかりです。これも今回初めて知ったことですが、過去には女性をレイプして瀕死の重傷を負わせた『問答無用 強制子宮破壊』シリーズ(バッキー事件)、女性に火をつけて燃やした『激姦 ヤマンババスターズ』シリーズを販売していました。

それぞれの事件の詳細をツイートしている方がいますので、下にリンクを貼ります。別窓で開きます。自己責任でお読みください。

バッキー事件

ヤマンババスターズ

太田弁護士のツイートには次のようなリプライが寄せられています。

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注目していただきたいのは「セーフサインがあって、それしてるっぽいのに続けて恐怖してる」。

こちらは真空パックAVのレビュー。

この方もだんだんと動きが弱々しくなっていき途中で失禁しているシーンもありホントに真空で全く息ができてないのがよくわかります! 開放した時の唇も紫色で時間が経つにつれてだんだんと色がもどってくるところがとても好きです!

「本当に真空パックにしているなら」の答えは明白です。本当に真空パックにしていますし、安全は微塵も考慮されていません。そもそも、布団圧縮袋は人間に使っていいものではありません。ハードSMで使われる専用の道具とは訳が違います。

太田弁護士のツイートには、「嫌なら見るな」「他人の性癖を猟奇的だと言うのは差別だ」と主張するリプライがボウフラのように湧いているのですが、わたしだってこんなAVの存在、できれば死ぬまで知りたくありませんでした。

しかし、知らないということは、人知れずレイプされたり重傷を負ったり亡くなったりする女性がいるということです。だから、できるだけ知っていようと思います。

あと、これは蛇足かもしれませんが、死にそうになってる人間をオカズにすることが猟奇的じゃないなら何が猟奇的なんだよ?

ここまでお読みいただいて、「日本人男性は地獄からやって来た鬼かもしれない」と感じる方がすでにおられるかもしれません。しかし、これはまだ序の口です。日本人男性の恐ろしさはこんなものではありません。

ちなみに、主語を「日本人男性」にすると、「すべての男がこんなにひどいわけじゃない」と反論するノットオールメン奴が出現します。しかし、仮に女性を差別しない日本人男性の数が1割だけなら、圧倒的マジョリティは「女性を差別と暴力で支配する日本人男性」です。

実際のところ、差別や暴力と縁のない日本人男性はどれくらいいるのでしょうか? 正確な数を知りたいので、ぜひ公的機関で調べてください。

現実を都合よく捻じ曲げる日本人男性

ここからが本題です。『兵隊たちの陸軍史』(伊藤桂一/新潮文庫)という、日中戦争従軍経験者が書いた回想録から、天皇の赤子(せきし)である皇軍の鬼畜の所業をご紹介したいと思います。

また召集兵の多くは、いったん戦場の殺伐さに洗われてきたりしているから、性の所業を遂げるのにも大胆で、ひとりで女さがしに行って、先住民や便衣隊に殺された実例は枚挙に遑(いとま)がない

 

(略)

 

 これはビルマ(現ミャンマー)での話だが、某兵団で、どうしても強姦事件が絶えないとみて、内々に強姦を認めた。軍務六年、七年という兵隊は、除隊即日予備役召集という形で、一度も内地に還(かえ)れず戦場に在る。この兵隊たちに、軍紀厳正、強姦必罰というような公式は、いかに軍隊でも押しつけられなかった。しかしビルマ親日国で、かつ民衆は熱心な仏教徒であり、強姦などは行えない。残された方法は証拠の湮滅(いんめつ)――つまり、犯した相手をその場で殺してしまうことであった。これによって事故は起こらなかった。殺さねばならぬ、という責任が兵隊をひるませたか、それともつねに殺しつづけたから表面の問題化(注・原文ママ)しなかったか、そこまではわからない。

 ところが、一婦人が暴行された、と軍へ訴え出てきた。裾をまくって犯される形までしてみせた。やむなく調査したら、兵長以下三名の犯人が出てきた。かれらは顔を覚えられているし、三人で輪姦した、と白状した。

 准尉が「なぜ殺さなかったか」ときくと、三人は「情に於(おい)てどうしても殺せなかった」といった。よって軍法会議にかけられ、三人とも降等され、内地に送還された。一方では強姦したら殺せ、といい、一方では、発覚すると厳罰がくる。奇妙な軍隊の規律である。ビルマでは一兵も惜しい戦況だったが、軍はあえて法を通したのである(降等されて、内地送還、入獄というのは、当時としては極刑であり、おめおめと家郷へはもどれないのだ)。

 ところが戦況益々不利に赴いて、遂に日本が敗戦した。准尉は三人の罪を軽減させたいために、法廷で多くの偽証をしていた。戦後准尉は、内地へ還って三人と会った。三人は現在も、准尉に深い恩義をかんじている。

 

(略)

 

 これも敗戦後、スマトラ北端の町に駐屯していた部隊で、部隊用の慰安婦たち十数名を、司令部のあるメダンまで送り還したことがある。このとき女たちの護衛に当たったのは、人情的に女たちと交渉の深かった下士官で、彼は女たちをいたわりながら汽車の旅をつづけた。

 ところが途中の駅で、二百名ほどの他部隊の兵隊が乗車してきた。かれらは同乗している女たちを見ると、敗戦の絶望と自棄もあったのだろう、下士官の制止もきかず、兇暴な群集心理に駆られて、とうてい正視できぬ状態で女たちを輪姦しつくしている

(赤字強調引用者)

わたしにもこの日本人の血が流れているんですよ。反吐が出る。死にたい。

上記の引用を読んで反射的に言い返したくなる人はきっと、著者の伊藤氏のことを「反日」と決めつけることでしょう。残念なことに、伊藤氏は中二病患者のように斜に構えながらも、著書の中で軍隊をひたすら賛美しています。

しかし、そんな氏でも「慰安婦も多くは、欺(だま)されて連れてこられたのである」とはっきり書いています。強制連行されなかった慰安婦は日本人セックスワーカーだけのようです。本当のところはわかりませんが。

また、伊藤氏は兵士と朝鮮人女性・中国人女性の関係をノスタルジーたっぷりに綴っています。たとえば、このように。

 北支那の筆者のいた駐屯地には、兵員六百に対して、朝鮮人慰安婦が四人いた。

 

(略)

 

討伐に出かけて行くときは、彼女たちも旗を振って見送るし、帰ってくるときも出迎えてくれる。討伐ごとに兵隊の何人かは欠落して行くし、するとその話を聞いて、女たちも一緒に悲しむのである。

伊藤氏は女性たちが自ら望んで見送りや出迎えをしたと思っています。現実を都合よく捻じ曲げる日本人男性はこちらの記事にも登場します。

満蒙開拓団の幹部男性に「性接待」を命じられた女性たちの証言を、ノンフィクション作家・平井美帆氏がまとめたものです。

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

(注・遺族会が発行した文集の)男性寄稿者たちは少女たちの犠牲を悼みつつも、本人が自発的に身を捧げた解釈をしている。

 

(略)

 

本人にとってそれは紛れもない性暴力であり、どこにも逃げられない状況のなか、上から強要されたものだ。ところが今でも、当時を知る人は「接待」と言い、私が「レイプ」と呼ぶと拒否感を示した。

女子中学生が拉致・監禁された事件では、被害者が好き好んで犯人のもとにいたに違いないと主張する男性が大量発生しました。山口敬之にレイプされた女性が被害を訴えた時も、「美人局だ」「合意の上でセックスしておきながらレイプだと言っている」というバッシングが起きました。

今回も、真空パックAVの擁護派は「表現の自由の侵害だ」と反論しています。女性が出演を強要された可能性は念頭にないようです。

今も昔も、日本人男性は何も変わっていません。どの国も重大な過ちを犯した経験はありますが、現在進行形でなかったことにしようとしているのは日本くらいのものです。

日本が再び戦争を始めれば、日本人男性は同じことを繰り返すでしょう。女性をレイプして殺し、自分たちが生き延びるために娘ほどの年齢の女性、あるいは実の娘を性奴隷として差し出すでしょう。そして、すべては女性が望んでやったことだと思い込みます。

日本人男性は地獄からやって来た鬼かもしれない。